発掘の流れ
- ①表土掘削
- 発掘調査対象となる区域の堆積土を、建設用重機を用いて遺構が確認できるところ(遺構確認面)まで掘削します。
- ②遺構検出・掘削
- 土の中には遺物と呼ばれる土器や石器などが埋もれているため、丁寧に手作業で取り上げ、写真撮影や図面作成を記録します。
- ③記録作業
- 掘りあがった遺構の一つ一つを、測量機器を使って計測し、図面化する作業をおこないます。
- ④遺物復元
- 遺物の多くは破片の状態で見つかります。この破片の中から同じ個体と思われるものを探して接合していきます。
- ⑤報告書作成
- 最後に遺跡調査の記録をまとめた報告書を作成します。過去に発掘された遺跡の資料を比較検討し、発掘調査で得られた様々なデータや科学分析結果を織り交ぜながら編集します。